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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第8週 (2/22〜2/28) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件[1](松江圏域1件、浜田圏域1件[1])、クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :★島根県薬事衛生課からインフルエンザ流行注意報が発表されています。★
県内全域(25.5)の患者報告数は増加し、注意報レベル(10.0)を超える流行が続いています。 特に、雲南圏域(46.0)及び出雲圏域(34.4)で警報レベル(30.0)を超える流行となっているほか、 松江圏域(27.3)等、隠岐圏域を除く各圏域で注意報レベル(10.0)を超える流行となっており、 A型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :★島根県薬事衛生課から 冬季の食中毒警報 が発表されています。★
県内全域(13.7)の患者報告数は第7週に比べ減少していますが、松江圏域(29.9)で警報レベル(20.0)を超える流行となっているほか、 各圏域で流行しています。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(5.3)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、 特に、松江圏域(8.9)で警報レベル(8.0)を超える流行となっています。 また、出雲圏域(7.4)及び雲南圏域(7.0)で流行しているほか、大田圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(3.6)で警報レベル(3.0)を超える流行が続いているほか、松江圏域(1.6)で増加しており注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域(4.3)で増加しているほか、松江圏域(1.0)及び浜田圏域(1.0)で患者発生報告があり今後の動向に注意が必要です。
○伝染性紅斑 :出雲圏域(1.8)で増加しているほか、雲南圏域(1.0)及び松江圏域(0.4)で患者発生報告があり今後の動向に注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :学校欠席者情報収集システムによると、松江・雲南圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(2.0)及び大田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :益田圏域(4.0)及び出雲圏域(3.5)で増加傾向を示しているほか、松江圏域(1.0)及び浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :今シーズンはA香港型、A2009型及びB型(ビクトリア系統、山形系統)が検出されています。 1月以降の地域別の検出状況は、A2009型とB型(ビクトリア系統)は県内全域で、A香港型は中部でのみ、B型(山形系統)は中部・西部で検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスGUが多数検出されており、1月の中部・西部の検体からは今シーズン流行が懸念されている遺伝子型GU.17も検出されています。 また、東部・中部でA群ロタウイルスも検出されています。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルスが散発的に検出されています。
○咽頭結膜熱 :1月の東部の検体からアデノウイルス2型及び5型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ増加増加増加 増加減少
感染性胃腸炎横這増加横這 横這横這
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這
咽頭結膜熱横這増加横這 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這報告なし× 増加報告なし×
伝染性紅斑横這横這増加 横這×報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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