社会変化の認識
問2さまざまな社会変化が生じつつありますが、あなた自身の生活を通じて特に強く感じていることがありますか。次の中から3つまであげてください。(○は3つまで)
自身の生活を通じて特に感じる社会変化については、最も高いのは「子どもや若者が少なくなるなど地域の活力が低下した(51.3%)」であり、次いで「さまざまな情報に接する機会や情報の量が増えてきた(43.1%)」、「豊かな老後を迎えることを重視するようになった(41.6%)」、「自然の大切さの見直しや環境保全に対する意識が高まった(30.9%)」の順となっており、そのほかの項目は2割に満たない。
【地域別】
「子どもや若者が少なくなるなど地域の活力が低下した」は、ほとんどの地区で最も高く、雲南地区(69.4%)、大田地区(67.0%)で7割弱と高くなっており、松江地区(40.7%)で低くなっている。「豊かな老後を迎えることを重視するようになった」は、益田地区(51.5%)で5割強と高くなっている。
【市郡別】
「子どもや若者が少なくなるなど地域の活力が低下した」は郡部(64.7%)、その他の市(55.0%)で最も高くなっており、松江市(39.1%)で4割弱と低くなっている。
【過疎地別】
「子どもや若者が少なくなるなど地域の活力が低下した」は、過疎地(61.9%)で6割強と最も高く、非過疎地(41.5%)を20.4ポイント上回っている。
【性別】
男女ともに「子どもや若者が少なくなるなど地域の活力が低下した」が最も高くなっており、男性(55.3%)が女性(47.3%)を8.0ポイント上回っている。「女性の社会進出が一般的なものになった」は、女性(15.1%)が男性(9.1%)を6.0ポイント上回っている。
【性・年齢別】
男女ともに40歳代以下で、「さまざまな情報に接する機会や情報の量が増えてきた」は、5〜6割台と高くなっている。「子どもや若者が少なくなるなど地域の活力が低下した」は、男性60歳代(60.4%)、男性70歳以上(66.4%)、女性70歳以上(60.9%)で6割台となり、高くなっている。
【職業別】
「さまざまな情報に接する機会や情報の量が増えてきた」は、学生(70.6%)で7割強と高くなっており、次いで、管理・事務・専門技術職(55.4%)で5割を超え、高くなっている。「多様なライフスタイルが認められるようになった」は、学生(29.4%)で3割弱に及び、農・林・漁業(9.1%)で1割に満たない。
【ライフステージ別】
「さまざまな情報に接する機会や情報の量が増えてきた」では、独身期(60.2%)、家族成長前期(57.0%)で6割前後と高くなっており、高齢期I(31.3%)、高齢期II(32.6%)で低くなっている。また、「豊かな老後を迎えることを重視するようになった」は高齢期I(55.4%)、高齢期II(56.0%)で5割を超え、高くなっている。
【「社会変化の認識」の時系列推移】
平成15年度からの傾向を時系列でみると、上位グループの「子どもや若者が少なくなるなど地域の活力が低下した」、「豊かな老後を迎えることを重視するようになった」、「さまざまな情報に接する機会や情報の量が増えてきた」は、4〜5割程度で推移しており、「余暇や遊びを重視するようになった」は、ここ2年増加している。
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