県立病院でのAIの導入について
【提案No.A2024-00235】3月17日受付
県立病院に入院中の患者やその家族への病状説明に、AIによる説明を導入できないか検討されてはいかがでしょうか。
忙しい医師からの説明をあえて求めなくても、相談員やAIにお任せで、医師は概要を説明する程度でよいように思います。
【回答】4月8日回答
医師による病状説明については、医療法第1条の4第2項に「医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない。」とあり、また、病状説明を受ける患者さんの受け止めについては個別性が高いことから、相談員やAIによる症状説明は難しいと考えます。
県立病院では、患者さんが、十分な説明と情報提供を受けた上で、検査や治療方法などを自らの意思で選択・決定、または拒否できるよう、病気の内容やその治療、検査などの効果・危険性について、医師から十分な説明を行っていますので、ご理解いただきますようお願いします。
なお、AIの活用については、島根県立中央病院の一部の診療科において、来院前AI問診を導入しています。これは、紙の問診票に代わり、スマートフォンなどにより、AIが患者さんの症状に応じた最適な質問を自動で行う問診システムです。患者さんごとにAIが最適な質問を行うことで、伝え漏れを防ぐことができるとともに、患者さんのご自宅で人目を気にせず問診を行うことができます。
また、医師の働き方改革の観点としては、医師事務作業補助者を配置し、医師事務作業補助者が、医師に代わり、診断書の作成や診療記録への入力などを行っています。
今後もこういった取組を進めるとともに、島根県立中央病院において検査の手順や注意事項の説明にAIの導入を検討するなど、患者さんの利便性の向上、業務の効率化、医師の働き方改革を行っていきたいと思います。
(病院局県立病院課TEL:0853-22-5111)
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