出雲空港の利便性向上について
【提案No.A2024-00231】3月24日受付
東京在住の松江出身者です。出雲空港を頻繁に利用しています。
出雲空港の運用時間延長については、2026年度からの実施を目指すとの報道がありました。
以下の2点についても空港利用利便性向上の観点から、早急に進めていただけないか検討をお願いしたいです。
(1)冬場の欠航を減らすため、レーダー設置による有視界飛行から脱却すること
(2)出雲ー羽田便については、羽田発が2便と3便との間隔が5時間、出雲発は3便と4便との間隔も5時間あり、利便性を欠くこと
【回答】4月15日回答
出雲空港の利便性向上について、ご意見をいただきありがとうございます。
悪天候による欠航を減らすためには、着陸間際まで視界不良でも進入を可能とする精密進入方式の導入が必要となりますが、これには多額の費用を要します。
現在、出雲空港では、電波による誘導装置や航空機に搭載されているGPSを使用した2種類の計器進入方式(※)により着陸を行っていますが、その就航率は、近隣空港と比較しても同程度となっています。
※出雲空港の計器進入方式
(1)ローカライザ進入(東側からの進入)
ローカライザは、滑走路反対端から、ややずれた異なる方向に異なる周波数の電波を発射する機器。航空機側は、ローカライザ用のアンテナで信号を受信し、右または左にずれている量を知ることができる。ローカライザ進入は、ローカライザからの信号を利用して自機の左右のずれを確認しながら着陸すること。
(2)RNAV進入(西側からの進入)
RNAVは、地上施設(VOR/DME)とGPSの電波を利用して、自機の位置を算出し、任意の経路を飛行することができる運航方式。RNAV進入は、RNAVに対応した航空機が自機の位置を確認しながら着陸すること。
(土木部港湾空港課TEL:0852-22-6370)
出雲ー東京(羽田)については、現在5往復10便で運航されていますが、ご意見(2)のとおり、羽田発のJAL279便(9:30発)とJAL283便(14:25発)の間、出雲発のJAL280便(11:35発)とJAL284便(16:35発)の間については、それぞれ約5時間の間隔がある状況です。
JALに確認したところ、「現行の運航ダイヤは、利用者の多い朝と夕方にそれぞれ2便運航し、残りの1便は出雲縁結び空港を利用されるさまざまなお客様のご都合とニーズに幅広く応えられるよう、利便性を最大限考慮して運航を決定しているところです。お客様によっては、ご不便をお掛けするケースが生じる場合がありますが、ご理解をお願いします。」とのことでした。
県としては航空路線の維持・充実やダイヤ改善など利便性の向上に向けて、地元協議会と連携して、引き続き利用促進や要望活動に取り組んでまいります。
(地域振興部交通対策課TEL:0852-22-6346)
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