ラーケーションについて
【提案No.A2024-00228】2月27日受付
テレビでラーケーション(※)の制度を導入している県があることを知り、島根県も導入してもらいたいと思います。
子どもの将来につながるかもしれない体験や経験をさせたいのですが、親と子どもの休みが合わず、長期間学校を休ませることも難しいと思っていました。
ラーケーション制度があれば、家族で過ごす時間ができ、子どもとコミュニケーションをとることで親子間の関係性も変わってくるように思います。
※ラーケーションとは・・・「ラーニング」(学習)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語。子どもが平日に、家族や保護者と一緒に校外学習を行うこと。
【回答】4月16日回答
ラーケーションは、他県の先行事例から、以下のようなメリットがあると考えています。
(1)本物に触れる体験や授業で学んだことの理解をより深める体験ができること
(2)自らの興味・関心のある事柄について自発的に計画を立てて学ぶこと
(3)休日に働く保護者が子どもと過ごす時間が増えたり、保護者自身のワークライフバランスの改善につながること
(4)保護者が子どもの学びに直接関わることができること
(5)休日は混む場所に平日であれば行きやすく、また、あえて平日に行くことで平日の街の様子を知ることができるなど、平日ならではの視点を持つことができること
一方で、制度導入に当たって検討しなければならない以下のような課題もあると考えています。
(1)保護者が平日に休みが取れない仕事をしている場合など制度を利用しにくい家庭や保護者の職場の理解も必要であることから、家庭の状況によって取組に差が生じてしまうこと
(2)欠席扱いにしなくとも授業の補充を行う必要や、代替として宿題を課すことなど、学校の授業の補充をどのように行うか考えなければならないこと
(3)給食の停止の手続きや、宿題の準備・連絡への個別の対応などが必要であることなど
小中学校などへの制度の導入については、学校の設置者たる市町村教育委員会において学校や地域の状況などを考慮して判断されることであり、島根県教育委員会としては、県内一律にラーケーション制度を導入することは考えていませんが、先に触れたラーケーションのメリットと課題を踏まえ、いただいたご意見も参考にしながら、市町村教育委員会とともに子どもの学びにとって何が最適か、引き続き研究してまいります。
(教育庁総務課TEL:0852-22-5489、学校教育課TEL:0852-22-5576)
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