高校での実習生産品の製造や販売について
【提案No.A2024-00152】11月15日受付
専門高校の学園祭等で販売されている実習生産品について、授業で必要な経費を売上で賄わないといけないという話を聞いたことがありますが、本当でしょうか。例えば、農作物を枯らしてしまうといった失敗も学びではないでしょうか。
また、実習生産品は地元の人しか買えません。県外にお住まいの方でも、母校を応援したい人はいます。それならば、賞味期限の長いものをふるさと納税の返礼品として、もっと価格を高くして、学校現場に還元すべきではないでしょうか。
【回答】12月18日回答
専門高校では、産業教育として食品や工業製品の製造に関する学びを実践しており、実際の産業の現場と同様な規模の実習を行っています。そのため、水産高校や農業高校では実習において多くの実習生産品がつくられています。
実習生産品の製造や販売は、教育活動の一環として行っており、利益を求めたり売り上げを経費に充当することを目的としたりするものではありません。価格には実習に必要な資材や原材料の購入等の経費を反映させていますが、日頃からお世話になっている地域の皆さんへ安価で提供するという基本的な考え方で設定しています。
また、年度当初には、実習内容や実習に係る経費などの年間計画を立てていますが、栽培する野菜が枯死したり、飼養する動物や魚が死ぬ可能性も考慮して計画を作成しています。失敗を避けるよりむしろ失敗により、どのようにすれば、より良い管理ができるのかを探究する機会が得られると考えています。
生徒は、販売の機会を通じて自分が生産に関わった実習生産品への理解を深め、地域の皆さんとのやり取りを通して、自らの社会における有用感を高めており、これらの活動が産業人材としての意欲を高めることにつながっていると考えています。
(教育庁学校企画課TEL:0852-22-5978)
専門高校で生産・製造される実習生産品については、基本的に地域の方へ販売されているため、ふるさと納税の返礼品とする場合、その実習生産品の生産・製造及び販売計画など検討していただく必要があります。
また、販売の機会に地域の皆さんとのやりとりを行うことも実習の目的の一つとして取り組まれていることも踏まえて検討する必要があります。
ご意見は今後の検討の参考とさせていただきます。
(政策企画局政策企画監室TEL:0852-22-6063)
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