公共交通サービスについて
【提案No.A2023-00153】7月28日受付
将来の公共交通についての希望です。高齢になっても外出をし、健やかに暮らすために、行政に率先して交通網を整備していただきたいです。民間では営利が見込めず実施は困難だと思います。公共交通は必要不可欠なので、県が主導して各市町村と連携し、これからの地方公共交通サービスの先駆けとなるようなプロジェクトを立ち上げていただきたいです。
【回答】8月14日回答
将来、高齢になって自家用車の運転が難しくなってきても、安心してその地域に住み続けられるよう、移動手段を確保することは大変重要です。
一方で、県内の路線バスのほとんどは赤字であり、国、県、市町村において、その補填を行っているところですが、人口減少などにより、公共交通の利用者が減少し、行政負担も増加傾向にある状況です。
また、高齢化の進展に伴い、住民のニーズは、ドアtoドアの移動を求める声が高まるなど多様化しており、県内においても、従来の定時定路線のバスによる交通網づくりから、区域型デマンド交通で地域を線でカバーするのではなく、面でカバーする交通体系に転換する事例が出てきています。
例えば、今年4月から松江市八束町で運行されている「まつえのるーと」は、時刻表や決まった運行ルートがなく、AI(人工知能)が予約状況に応じて、最適な時間・運行ルートを設定する予約型の乗合バスであり、運行の効率化と利便性の向上、行政負担の軽減を図ろうとされています。
こうした先進的な事例がある一方、交通事業者の担い手不足といった新しい課題もありますので、引き続き、市町村と連携して対応してまいります。
(地域振興部交通対策課TEL:0852-22-6073)
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