知事の会見における新型コロナの５類移行に対する発言について、感染者数の増加に対し死者も増えるとのことですが、多くの自治体がコロナ死者はコロナが直接の原因ではないことを認めています。

　島根県として、そのことを調査する必要があるのではないでしょうか。

　県では、新型コロナ患者の死亡原因等をまとめており、その概要をホームページに掲載しています。

　第７波以降で死亡原因が判明しているものでみますと、新型コロナ患者の死者数の約３割が新型コロナを主因とする死亡でした。

　一方、脳や心臓の血管疾患等によるものなど、新型コロナ以外を死亡原因とするものが約７割と多くなっています。こうした死亡事例では、新型コロナ感染がこれらの基礎疾患の悪化に影響を与えた可能性があると考えています。

　今後、新型コロナが５類感染症に移行されれば、感染対策の緩和による感染拡大とそれに伴う死者数の増加が懸念されているところです。

　県としましては、国の議論や感染症法上の位置付け変更の影響を注視しつつ、県民の皆さまの命と健康を守るため、引き続き、関係機関等と緊密に連携しながら、感染拡大防止と医療提供体制の確保などに努めてまいります。

（健康福祉部感染症対策室TEL：0852-22-6896）

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