県西部の産婦人科医、小児科医の不足について
【提案No.A2022-00574】1月30日受付
島根県西部において、産婦人科医、小児科医がかなり不足していると感じています。その影響で本来なら受けられるはずの正当な医療を、島根県西部に住んでいるせいで受けられない状況かと思います。
現状および今後の具体的な展望、行っている具体的な対策について島根県民、特に西部在住者に説明する義務が島根県にはあるかと思います。ぜひ納得のいく説明をお願いします。
【回答】2月17日回答
このたびは貴重なご意見をいただきありがとうございます。
医師の確保に関しては、これまでも島根大学と連携して、地域枠や奨学金の制度を設け、医師の養成・確保に取り組んでいますが、県西部も含め県内の分娩を取り扱う医療機関は年々減少し、また、お住まいの地域によっては、小児科への通院に長時間を要するなど、地域の期待には十分に応えられていない状況です。
県としましては、産婦人科や小児科などを目指してもらうため、大学などと協力して、産婦人科医育成のための県内ネットワークの構築や研修体制の支援、研修医研修支援資金の制度も設けているところです。
このほか、「赤ひげバンク」(医療従事者無料職業紹介所)による県外からの現役医師招聘も継続的に行っています。
今後も、令和2年4月に策定した医師確保計画に基づき、地域で必要な医師が確保できるよう、大学や医療機関等の関係者と連携して取り組んでまいります。
「研修医研修支援資金」
島根県内の医療機関で後期研修を受けようとする臨床研修医の方、島根県内の医療機関で勤務しようとする後期研修医の方に研修資金を貸与し、充実した研修を行っていただくとともに、県内医療を充実させることを目的とした制度です。
https://www.pref.shimane.lg.jp/medical/kenko/iryo/ishikakuhotaisaku/siennsikinn.html
「赤ひげバンク」(医療従事者無料職業紹介所)とは
赤ひげバンクは、島根県の地域医療に関心を持っておられる医師、看護職員、医学生、看護学生、薬剤師などの登録制度です。登録者には、定期的に島根県の地域医療に関する情報などを提供します。
また、島根県での勤務に興味のある登録者には、希望にマッチする医療機関を紹介します。
島根県赤ひげバンク
https://www.pref.shimane.lg.jp/medical/kenko/iryo/ishikakuhotaisaku/akahigebannku.html
(健康福祉部医療政策課TEL:0852-22-5251)
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