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貢献寿命について


 

【提案No.A2022-00115】5月20日受付

 

 島根県では、令和4年春のフォトしまねに、「目指そう!健康長寿日本一」として登載するなど県の施策の一つとして進められており、これ自体大変に結構なことだと思っています。

 ところが、世間では、社会に貢献する「貢献寿命」を延ばすことが、心を豊かに生きる秘訣だと勧められているとのことです。

 かつて長く高齢化の問題と向き合ってこられた東京大学名誉教授の秋山弘子(78歳)さんという方が中心になって勧めておられるとか。

 確かに世間では、健康寿命が提唱され、元気で長生きする人が多くなりましたが、それに伴い何をしていいか分からないという人も増えたといわれています。

 そこで、次の目標は、社会で役割を持って生きる、収入を伴う仕事に限らず、ささいなことでも感謝される「貢献寿命」を延ばすことだと考えられるようになったのではないでしょうか。

 考えてみると、収入を伴わないボランテイアや地域活動も含め、いろいろな社会貢献の仕方があると思います。

 それは実際に体を動かさなくても、誰かの話を聞いてあげるとか、若い人に自分の経験を教え、アドバイスをすることも貢献ではないでしょうか。

 こうして、感謝されることはたくさんあると思います。

 島根県でも検討されてはいかがなものかと思ったので、あえて提案させていただきました。

 

【回答】7月8日回答

 

 このたびは、ご提案いただきありがとうございました。

 県では、「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根」を目指し、高齢者の皆さまが、生きがいを持ち、地域の支え手として活躍できる生涯現役社会の実現に向け、地域の社会福祉協議会などとともに取り組んでいます。

 既に、子ども食堂の運営や、高齢者の通い場のボランティアなどの活動を通じ、地域の支え手として活躍されている方もいらっしゃいます。

 高齢者大学校(くにびき学園)では、このような地域の支え手の育成を目指しカリキュラムの見直しを行ったところです。

 また、見直し後初の修了生となる令和4年度修了生より、高齢者の方が取り組まれるボランティア活動や地域での活動を後押しし、地域づくりの機運を高めることを目的に、新たに「わが島根づくりマイスター」の称号を設け、知事からお贈りすることとしました。

 県としても、地域共生社会の実現に向け取り組みを進めてまいります。

(健康福祉部高齢者福祉TEL:0852-22-6522)

 

 

 


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島根県政策企画局広聴広報課県民対話室
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