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高齢者向け安全運転機能付き自動車の購入補助について(追加意見)


 

【提案No.A2017-00284】2月8日受付

 

 75歳以上の高齢者が自動ブレーキ等装着している自動車を購入する際に補助金を出し、事故防止に努める。

 生活の足である車は、島根では必要です。

 人・物に接近したら、減速、停止する機能、ブレーキとアクセルの踏み違い防止、車線を越えるとブザーがなるなど、新しい機能を持った車が開発、販売されています。これらの車の使用による事故の減少は、確実で早道な施策と思います。

 私は安全運転機能付き自動車の最新モデルを運転して助かっています。75歳以上の方の購入に補助金を出し、事故防止を図るべきと提案します。

 

【回答】3月1日回答

 

 現在、自動ブレーキ等、先進安全技術の市販車への搭載が進んでおり、比較的購入しやすい軽自動車においても、このような技術を標準装備した車の普及が進んでいます。

 国では、これらの車の普及により、高齢運転者の交通事故防止や事故時の被害軽減に効果が期待されることから、自動ブレーキとぺダル踏み間違い時加速抑制装置が搭載された車を、「セーフティ・サポートカーS(略称:サポカーS)」と呼び、現在、官民を挙げた広報を展開しています。また、2020年までに自動ブレーキの新車乗用車搭載率を9割以上とする目標も掲げられており、実際にその搭載率は急速に上昇しています。

 これらの装置については、その機能を過信することなく、正しく理解して活用することが何よりも大切です。

 県内では、県警察をはじめ県や関係機関が、高齢運転者の方を対象に実際にサポカーSに試乗していただく体験型の講習会を各地で開催するなど、普及啓発に取り組んでいます。

 県ではこうした状況から、助成制度の創設は考えておりませんが、高齢運転者を中心に広くサポカーS等の先進安全技術を搭載した車を使用していただけるよう、引き続き、さまざまな機会を通じて関係機関・団体と連携しながら、広報啓発に努めてまいります。

(地域振興部交通対策課)

 

【提案No.A2022-00059】4月25日受付

 

 【提案No.A2017-00284】2月8日受付に対するご回答として、

・安全対策を施された新車が提供されているので、県としては広報啓発活動を実施して新車を購入してもらう。

・購入助成制度の創設は考えていない。

とされています。

 現在、安全対策を施された新車は200万円近くしますが、高齢化率の高い島根県において、現在使用している(まだ使用できる)車両からこれだけの費用を捻出して新車に乗り換えられる高齢者がどれだけいるのでしょうか。

 費用的な問題から、家族の反対により運転免許の返納を迫られる事例もあります。

 生活の足を奪われ、活動範囲が狭くなり、生活環境が変わってしまい、健康障害が出てしまうこともあります。

 現在、新車を購入しなくても、後付けできる安全装置(誤発進抑制装置は4万円程度、「サポカーS」同等の自動ブレーキ装置は17万円程度)がいくつか出ています。

 これらの装置の取り付けに対する助成制度を創設することはできないでしょうか。

※国による助成制度は令和3年度をもって終了しています。

※豊田市においては、令和4年度も助成制度を実施しています。

 

【回答】6月7日回答

 

 県内において、高齢運転者が主たる原因となった人身交通事故は、過去5年の平均で年約260件発生しており、このうちペダルの踏み間違いが原因となった事故は、過去5年の平均で年6件程度、率として2.3%となっています。

 衝突被害軽減ブレーキの装備は、新型車に対しては令和3年11月から、継続生産車についても令和7年12月から義務化されることから、今後普及が広がることを期待しています。

 こうした状況から、助成制度の創設は考えていませんが、メーカーにおいて、普及に向けた取組を進めていただくとともに、県としては、踏み間違いによる事故の防止を含め、交通安全全般にわたっての広報啓発に努めてまいります。

(地域振興部交通対策TEL:0852-22-5101)

 

 

 


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