高齢者ドライバーによるブレーキとアクセルを踏み間違える交通事故が近年あまりにも多発しているので、運転技能検査を厳しく行った上で高齢者ドライバーの運転免許更新を行ってください。

　このたびは、高齢運転者の運転免許行政に関して、ご意見をいただきありがとうございます。

　平成28年10月、神奈川県横浜市において通学途中の小学生が被害となった痛ましい事故が発生し、また、平成31年４月には東京都豊島区で母子２人が被害者となった重大死亡事故等が相次いで発生したことを受け、警察庁では高齢者の運転免許制度の検討を進め、今後の高齢運転者の免許制度の在り方、基本的な考え方を取りまとめました。

　これらの検討の結果を踏まえて、令和２年改正道路交通法において高齢運転者対策に係る規定が整備され、信号無視や速度超過等特定の違反歴があるなどリスクが高い高齢運転者については、運転免許更新時に運転技能検査の受検が義務付けられ、運転技能が特に不十分な場合には、免許証の更新を認めないことと規定しています。

　改正道路交通法は本年５月13日から施行されますが、運転技能検査に不合格の場合は、普通自動車を運転することができる免許については更新できないなど、認知機能の低下のみならず、安全運転が期待できない程度まで身体機能の低下している方についても、今後は運転継続ができないとする規定に改正される予定です。

　今後も運転免許行政に対するご理解ご協力をいただきますようお願いします。

（警察本部交通部運転免許課TEL：0852-36-7400）

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