看護学生の奨学金制度について
【提案No.A2021-00572】1月26日受付
私は50代の准看護師です。春から通信教育で正看護師の学校に進学しようと検討しています。費用面ではハローワークの助成金や看護協会の奨学金を利用し、進学を検討していました。島根県や松江市にも奨学金制度があると知り、市役所に問い合わせたところ、島根県の『島根県「ふるさと」看護奨学金』は、UIターン枠15人程度、過疎・離島枠10人程度、助産師枠3人程度の募集でした。現在、私が勤務している施設は過疎地でもなく、私は役職があるため、奨学金を受けるために退職することも難しい状況です。そのため、松江市の奨学金制度が利用できるか問い合わせたところ、松江市ふるさと奨学金貸付事業は、私たち中年層にはそぐわないものだと分かりました。
島根県や松江市の奨学金制度だと、私たちの年齢では、県や市から奨学金を受けながら進学するのは困難だと実感しました。希望者全員が借りられる制度にしてほしいです。
【回答】2月25日回答
【松江市からの回答】
松江市ふるさと奨学金貸付事業は、松江市ふるさと奨学金貸付条例に基づき、優れた素質と向学心を持ちながら、経済的な理由により修学が困難であり、かつ、学校卒業後松江市内に居住する意思を持つ学生生徒を対象に無利子で奨学金の貸付けを行い、有用な人材を育成するとともに、若者の市内への定住促進を図ることを目的としています。申込においてご不明な点がございましたら、詳細な説明をいたしますので、ご相談いただければと思います。
【松江市教育委員会教育総務課TEL:0852-55-5424】
【島根県からの回答】
このたびは、奨学金制度について、貴重なご意見をいただきありがとうございます。
島根県では、看護学生向けの奨学金制度として、『島根「ふるさと」看護奨学金』を設けています。
この奨学金制度は、松江市や出雲市といった都市部に比べて充足率の低い過疎・離島地域の看護職員の確保や、県外に住む看護学生のUターン・Iターンの促進、助産師の確保といった課題に重点的に対応するための施策として実施しているところです。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
なお、自治体による奨学金制度以外にも、日本看護協会による奨学金や、厚生労働省による教育訓練給付など、准看護師向けの奨学金・給付制度がありますので、こちらの利用もご検討いただければと思います。
(健康福祉部医療政策課TEL:0852-22-6698)
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