松江市の和久羅山の伐採について
【提案No.A2021-00510】11月22日受付
松江市の和久羅山から嵩山にかけての稜線は古くから寝仏様と言われてきた重要な歴史的景観の一つです。
今回、登山者のために見晴らしを良くするという目的で、多くの樹木が伐採され、数本だけ残されたため稜線が変わってしまいました。景観破壊に憤りを感じます。
和久羅山および嵩山の伐採に規制はないのですか。公的所有の山で、松江市か島根県の担当部署の指導の下に伐採したのですか。また、この場合、景観が変わることに対しての論議はされたのですか。
【松江市からの回答】12月24日回答
この度は、松江市の景観に関するご意見をいただきありがとうございます。
和久羅山及び嵩山は「宍道湖北山県立自然公園」の第三種特別地域となっており、土地所有者のいかんに関わらず、島根県立自然公園条例に基づき木竹の伐採について許可を得る必要がございます。
県の条例ではございますが、今回の行為規模の場合は市町村への権限移譲対象であるため、当市が申請内容の可否について判断しております。
この度の和久羅山の木竹伐採に係る申請は、島根県立自然公園条例の許可基準に照らし審査し、適正と認めたため許可いたしました。
審査にあたっては、景観の維持に著しく支障を及ぼすものでないこと、また参考として山並み景観や良好な眺望景観について市策定の景観計画を確認し、この度の事案は眺望景観の提供に繋がる行為として総合的に判断したところです。
今後も、申請内容の審査は条例の許可基準への合致はもとより、複数の視点を有する景観に対して景観計画を確認しながら慎重に判断してまいりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。
【松江市観光施設課TEL:0852-55-5699】
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