先日、ツキノワグマの殺処分について報道されていました。

　ツキノワグマは地域によっては絶滅危惧種でありながら、人間による捕獲や駆除が行われ続けています。本来は森と一体となり環境を守ってくれている動物です。

　ツキノワグマの生態にはまだまだ謎が多く貴重な個体です。今回のツキノワグマの殺処分はあまりに安易ではないでしょうか。

　島根県では、地域住民の皆さまにご理解をいただきながら、ツキノワグマの保護と県民生活の安全・安心の確保を両立させる対策をとっています。

　今年度は、島根県西部において人身被害の発生や、公園など人の生活圏へツキノワグマが出没していることにより、多くの県民の皆さまから不安の声が上がっています。

　10月23日に浜田市において殺処分したツキノワグマは、人間を襲った個体であり、県で定めた指針に基づき、県民生活の安全・安心を守る観点から、やむを得ず有害鳥獣として殺処分しています。

　今後も、県民の安全な生活を確保しつつ、ツキノワグマの保護と管理のバランスのとれた対応を行ってまいりたいと考えていますので、ご理解とご協力をお願いします。

（農林水産部農林水産総務課TEL：0852-22-5157）

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