令和３年７月12日に雲南市内を記録的短時間大雨情報の出る１時間約100ミリの猛烈な雨が襲い、同市三刀屋町は、三刀屋川水系一級河川三谷川から溢れた水が一気に流れ込み、国道54号や住宅地など広範囲が水に漬かりました。

　市は、大雨時には三刀屋川から三谷川への逆流を防ぐため、水門を閉め、三谷川にたまった水を三刀屋川にポンプで排水する運用としていますが、このたびの大雨にはポンプによる排水が追い付かず、被害を招いてしまったとしています。

　県には、今回このようになってしまった原因を根本から見つめ直し、対策をお願いしたいと思います。また、県から市へ対策にかかる費用の支援、補助をお願いします。

　本年７月12日に発生した、雲南市三刀屋町の三谷川周辺における浸水は、三谷川流域や三刀屋川の中下流域において、多い所で１時間に100ミリを超える記録的な大雨となったことから、三刀屋川と三谷川の水位上昇が重なり、三谷川の洪水が三刀屋川に流れ込みにくくなって、氾濫したことが主な原因と考えています。

　このため今回のような豪雨に対しては、洪水時の三刀屋川の水位を低下させる対策が効果的であり、三刀屋川の河道掘削により河川断面を拡大する対策工事を現在検討しているところです。

　なお、この対策工事は県が実施するため、市の費用負担は生じません。

（土木部河川課TEL：0852-22-6674）

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