少子化対策として保育料、幼稚園料、医療費等が一律に見直されていますが、実際に少子化に貢献している多子世帯（子ども３人以上）にもっと注目していただきたいと思います。

　島根県の出生率は2.0を切っています。いろいろな要因はあると思いますが、人口は明らかに減ります。言い換えれば産める人が３人以上産まなければ2.0以上になることはありません。

　私は現在、中学生から大学生まで４人の子育てをしています。我が家は共働きで平均的な年収の家庭と思いますが、子供の数が多く、家計は火の車です。高校から児童手当がなくなることも非常に困ります。

　現代の子育ては、制服や学用品、修学旅行費、部活動費用、大学入試費用など、多額の費用とそれに付き合う労力もかかります。そのことが、３人目以上の子どもを産み育てることをためらわせていると思います。

　少子化を食い止める方法の一つとして、第３子以上の子育てに対して群を抜いた経済支援を望みます。

　４人の子育てに係る負担は経済的にも非常に大きいこととお察しします。

　現在、子育て世帯の経済的負担軽減のため、医療費の助成や第３子以降の保育料軽減を実施しているところですが、いただいたご意見については、県の財政状況を見据え、今後の施策を検討する中で参考とさせていただきます。

　また、経済的負担軽減のみならず、子育て中の若い世代の方がもう一人子どもを育てようと思っていただけるよう、保育環境の整備や受け皿確保、保育の質の向上、仕事と子育ての両立支援など、県内どこに住んでいても、安心して子育てできる環境整備に取り組んでまいります。

（健康福祉部子ども・子育て支援課）

　少子化対策に貢献している多子世帯（子ども３人以上）にもっと注目していただきたいと思います。

　うちには４人の子供がおり、夫婦共働きをしていますが、常に家計は火の車です。子どもが少ない家庭との生活の格差を切に感じます。

　非課税世帯、生活保護世帯、ひとり親世帯等の支援はあるのに、多子世帯はなく、特に奨学金の給付制度には愕然とさせられます。

　私たち夫婦は子供たちのために離婚し、母子家庭になった方がよいのではないかと考えることもあります。

　少子化対策に貢献している多子世帯、第３子以上の子育てに対して、手厚い経済支援を望みます。

　公益財団法人島根県育英会では、経済的理由によって就学が困難と認められる島根県出身の優秀な大学生等に奨学金の貸与等を行っています。

　奨学生の選考に当たっては、世帯の収入状況のほか、子どもの数についても審査項目とするなど、多子世帯に配慮しています。

【島根県育英会TEL：0852-28-1981】

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