隠岐の島町では、定住対策として中高生を対象にジョブフェア等を開催し、町内の職場を紹介しています。しかしながら、中学・高校を卒業した生徒は、資格や技術を身に付けるために島外へ出て、そのまま島外で就職し、世帯を持つといった傾向は今も昔も大差ありません。島外へ出なくてもいいように、島内の県立高校に専門的な資格が取得できる総合学科を設けてはどうでしょうか。

　島根県教育委員会では、「県立高校魅力化ビジョン」に沿って、”生徒自らが選び、学び、夢を叶える高校づくり”を推進しており、地域での実体験や、多様な人々との交流と対話的な学びを推進するなど、島根らしい教育によって、子どもたちに「生きる力」と地域への愛着や誇りを育む取組を行っています。

　県立高校については、地域の実態やニーズ等を踏まえつつ、普通科・専門科・総合学科のバランスに留意しながら各地域の学校に学科を設置しています。現時点では新たな総合学科を直ちに設置する計画はありませんが、魅力ある学校づくりに向け、社会の変化や県立高校に対するニーズ等を総合的に判断しながら、今後の県立高校の在り方や学科の配置を検討してまいります。

（教育庁学校企画課TEL：0852-22-6760）

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