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島根県原子力安全顧問会議の議事について


 

【提案No.A2021-00175】4月30日受付

 

 本会議の自然災害対策小会議・論点「<6>宍道断層と鳥取沖西部・東部断層が連動することはないのか」の議事における中国電力の説明および回答が不誠実であるため、その問題点を指摘し、島根県としての考えおよび対応をお聞きしたい。

 中国電力は論点<6>について、

 1.断層活動が認められない、断層活動性の低下等

 2.重力異常は鳥取沖西部断層に連続しない

として、両断層は連動しないとしているが、上記2の重力異常および「5キロメートルルール」について指摘する。

 (重力異常)問題点1:岩田顧問(強震動地震学)の

 (1)「鉛直1次微分のゼロコンター通過位置の求め方を教えてください。」

 (2)「重力異常に関し、現行の資料では重力の値自体にどういう落差があるのかの説明がない。これでは落差がどの程度かが分からないので、定量的な評価を示すべき。」

これらの指摘に全く回答していない。

 (問題)なぜ、ゼロコンターの位置が南側に迂回するのか、全く説明がない。

 


 

【提案No.A2021-00176】4月30日受付

 

 (重力異常)問題点2:中国電力の説明資料に「岡山地域重力図(ブーゲー異常)」(産総研)が示されていないのは、問題である。本重力図には、この地域の重力異常の特徴として、下記が記されている。

 (2)島根半島の高重力異常と中海の低重力異常は、最大で約50ガルの重力差があり、この重力異常の急変帯は東北東−西南西の方向に本重力図の図郭を超えて延伸している。

上述のとおり「この重力異常の急変帯は本重力図の図郭を超えて延伸してる」のであり、中国電力が言う「美保関町東方沖合において明瞭な重力異常は認められない」は、全く根拠のないものである。

 (5キロメートルルール)活断層の連動を検討するに当たり、「5キロメートルルール」の記載および議題としていないのは、全く理解できない。(現在の離隔距離6キロメートル)(F4~F3断層(5キロメートル)、鳥取沖西部~東部断層(8キロメートル)は連動するとしている)

 (問題)中国電力が主張する離隔距離6キロメートルであっても、「5キロメートルルール」の評価基準を適用し検討・説明をすべきである。

 

【回答】7月15日回答

 

 ご意見の件は、昨年6月から10月にかけて開催しました「島根県原子力安全顧問会議(第1回~第3回自然災害対策小会議)」の内容に関するものと承知しています。

 回答については、いただいたご意見を4項目に整理の上、「議事に関するご意見」として原子力安全対策課のホームページ上に掲載しましたので、そちらをご覧ください。

(防災部原子力安全対策課)

 

 

 


[この回答に対する意見募集]

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2021年7月項目一覧


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