ヤングケアラーへの対応について
【提案No.A2021-00156】6月5日受付
昨今、ヤングケアラーが社会問題となっています。この問題は教育と社会福祉の連携の問題でもあると思います。ヤングケアラーとなっている児童・生徒の負担軽減のためにも、教職員の理解を深める取組を行っていただき、教育と社会福祉のより深い連携が生まれるシステム作りを願います。
【回答】7月30日回答
学校では、子どもが相談しやすい環境づくりや「SOSの出し方に関する教育」に取り組むとともに、子どもに気になる様子が見受けられた場合は、教職員はもとより心理の専門家であるスクールカウンセラーや福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーなども関わり、支援につなげています。また、教職員の福祉に対する理解や実践力の向上を図ることを目的とした研修も実施しています。さらに、今年度から、学校・福祉連携推進教員を配置して福祉との連携を推進していきます。
ヤングケアラーについては、ご意見のとおり教育と社会福祉との連携の問題であるとともに、子どもの権利擁護の問題でもあります。子どもに関わる教職員だけでなく、広く福祉に関わる者や地域の大人達が子どもの権利・福祉について理解を深めていくことも必要であると考えます。介護や障がい等の相談支援機関、民生委員・児童委員をはじめとする地域の方々に対して、「ヤングケアラー」について知っていただくことを通して、子どもの権利について理解を深めていただき、それぞれの子どもや家庭の背景に配慮しながら適切な支援につなげられるよう取り組んでまいります。
(教育庁人権同和教育課、健康福祉部青少年家庭課)
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