知事は県民に、県外への不要不急の外出は自粛するよう要請しています。しかし、５月30日開催の全国植樹祭では、県外招待者の受け入れをされる予定であり矛盾しています。

　令和３年４月27日に策定された「島根県全国植樹祭新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」では、招待者・運営スタッフは大会２週間前以降セルフチェックを実施することになっていますが、これでどこまで分かりますか。

　また、運営スタッフは、移動バスの中で密接し、長時間一緒に過ごしますし、会場でも常に行動を共にします。

　全国的に変異ウイルスが猛威を振るい緊急事態宣言の延長、まん延防止等重点措置の適用対象となる都道府県が増えている状況を鑑み、県外招待者の方には参加をご遠慮いただいてはどうでしょうか。

　県外招待者を受け入れたことによりクラスターなどが発生した場合、植樹祭の成功とは言えないと思います。

　島根県は、県民の皆さまに対しては、緊急事態措置を実施すべき区域と、まん延防止等重点措置を実施すべき区域との往来を控えていただくよう要請しています。一方で、県外の皆さまが来県されることについては、特段の要請はしていません。

　全国植樹祭には、天皇皇后両陛下はオンラインで式典にお出ましになることが決まりました。全国からの招待者は、開催日の５月30日時点で、緊急事態宣言の発令が想定される都道府県の方についてはオンラインで参加いただくこと、また、まん延防止等重点措置が実施されている地域については該当地域以外の方に出席を交代いただくこと等により対応いたします。

　なお、全国植樹祭を実施するに当たり、令和３年４月27日に策定した『島根県全国植樹祭新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン』は、今後の感染状況に応じ、国や都道府県の施策も踏まえて、内容を見直すなど適切な対応を取ってまいります。

　全国植樹祭への参加は、不要不急の用務とは考えていませんので、このような対応や徹底した対策を講じて、県内県外から参加いただく招待者とともに、植樹をはじめとする行事を行う予定です。

（農林水産部林業課）

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