県内では、地盤沈下により雨が降ると冠水する道路が見受けられます。このような危険な道路の調査およびスマートフォンのＧＰＳと写真を使ったＳＮＳでの通知の仕組みを作ってはどうでしょうか。また、このような道路は再舗装までのコストはかけずとも、車道・歩道ともにアスファルトの溝切（グルービング工法）を施し、排水を高めてはどうでしょうか。

　県では、5年に1回の頻度で専用の計測車を使い、路面画像の撮影、ひび割れ・平坦性の測定や舗装の健全性の診断を行い、現地の損傷状況に適した工法で修繕しています。

　提案のあったグルービング工法は、路面のすべり抵抗性を高めるために、主にカーブ区間や山間部などにおいて実施し、溝の排水作用によりハイドロプレーニング現象の防止や凍結防止を図っています。

　ただし、本工法は車両の走行時に音や振動が発生することや、交通量の多い場所では、早期に溝がつぶれて効果が期待できないため、施工場所を選定して実施しています。

　また、県では道や川の異常を発見した場合、スマートフォンから写真や位置情報を道路管理者へ通報することができる「パトレポしまね」の無料アプリを運用しています。県民の皆さまからの情報が、道と川の安全につながりますので、ご協力をお願いします。

　その他、路面上に雨水が滞留しているなど、お気付きの点がございましたら、お手数ですが最寄りの県土整備事務所まで情報をお寄せください。

（土木部道路維持課）

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