農林水産業収益向上緊急支援事業（農業）に申請していたところ、昨年末に予算超過とのことで補助事業の見直しおよび申請手続きの変更通知が届きました。

　採択の優先順位をみて、島根県が情けなくなりました。採択順位は担い手（認定農業者、認定新規就農者、集落営農組織）を優先と記載されていました。

　認定農業者、認定新規就農者、集落営農組織等は、各種低利な農業制度資金あるいは経営改善資金制度があります。また、設備投資（農業機械、基盤整備等）には、各種補助事業が用意されており、かなり優遇されていると思います。

　しかしながら、一般の農家には何も助成制度がありません。中山間地の農地が散在している小規模農家では優先順位にあるような担い手にはとてもなれませんが、耕作放棄地にならないよう日々頑張っています。

　このような時だからこそ、国からの臨時交付金を使用するのであれば、担い手優先ではなく、中山間地で頑張っている一般農家を優先に採択するのが妥当だと思います。

　担い手優先としたのは、持続可能な農業農村地域をつくろうとする意欲ある農業者を支援していきたいという主旨で、担い手以外を排除するという考えではありません。

　積極的な取り組みについてはできる限り採択したいとの考えから、昨年末に実施した要望調査により要望額が予算額を大幅に超えていた状況も踏まえ、見直しを行ったところであり、ご理解をお願いします。

（農林水産部産地支援課）

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