新型コロナウイルスの発生により、保健所の役割と重要性について認識しました。

　保健所では多岐にわたる業務をしていると聞きましたが、対応に追われて職員が疲労困憊しているとの報道もあり、今回のような未曾有の事態が起きた際に現在の人員では人の命や健康に関わる仕事ができないのではと感じました。

　財政事情などさまざまな問題があると思いますが、これを機会に県民の命と健康を守るため、平常時から保健所の機能を強化して安全安心な暮らしができるような体制整備をお願いします。

　また、連日保健所窓口で苦労されている職員の皆さんの負担を減らしてあげてください。

　新型コロナウイルス感染症の国内発生に伴い、一般相談窓口や帰国者接触者相談センターの設置や地域の医療機関との連携体制整備等を行っていますが、当該地域で患者が発生した場合には、保健所において感染源調査や利用施設の消毒指導など、緊急かつ集中的な対応が求められます。

　新型コロナウイルス感染者の発生に際しては、管内で発生が確認された保健所に対して、健康福祉部内から医師、獣医師、保健師、薬剤師といった専門職員の派遣をはじめ、他部局からは応援職員を速やかに派遣し、感染者の行動調査や県民の皆さまからの電話相談に対応する等、保健所職員の業務負担にも留意しながら体制の強化を図ったところです。

　更に６月からは、新型コロナウイルス感染症に関し、２つに分かれていた各保健所の電話相談窓口（帰国者・接触者相談センターと一般相談）を一本化し、コールセンターでの対応とすることで、職員の負担軽減と専門性がより発揮できるよう環境整備を行ったところです。

　今後とも緊急時を含め保健所の体制充実に努めてまいります。

（健康福祉部健康福祉総務課）

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