県西部や隠岐での検査・医療体制について
【提案No.A2020-00634】5月10日受付
県西部や隠岐でもPCR検査ができ、軽症者受け入れの施設が準備されているのでしょうか。
また、クラスターが発生した場合、対応が可能なのでしょうか。
ぜひ、現状を教えてください。
【回答】6月3日回答
島根県では、新型コロナウイルス感染症に関する検査体制や入院医療体制について、全県的な視点での取り組みを進めています。
検査については、各地域に検査体制を分散化するのではなく、多数の検体検査を長期間継続できる体制とするため、県保健環境科学研究所(松江市)に施設設備、機材、人員を集中して実施しています。このため、県西部や隠岐地域の検体については、速やかに輸送して検査を行う体制としています。
入院医療等の提供については、感染者の症状によって受け入れが可能な感染症専門の病院等が限られることや、特定の地域に受け入れ病院が偏ってしまうと地域における通常の診療への影響も考慮する必要があることから、広域的な調整が必要となります。このため、県では広域入院調整本部を設置し、圏域内に限らず全県的な調整を行っています。
また、入院を必要としない無症状の感染者についても、必要に応じ、広域入院調整本部で宿泊療養施設への入所調整を行います。
現時点では、県内に入院病床を253床、宿泊療養施設を45室確保しており、搬送体制を整備した上で調整を行っています。
県西部や隠岐でのクラスターの発生があった場合にも、この広域調整の仕組みで対応してまいります。
今後とも、入院病床、宿泊療養施設の更なる確保を行い、医療提供体制の充実を図っていきます。
(健康福祉部医療政策課、健康福祉部薬事衛生課)
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