３月１３日（金）、第48回家畜人工授精優良技術発表全国大会において最優秀賞（西川賞）を受賞された佐々木恵美さんが、受賞報告のため知事を訪問されました。

（写真：皆さんと）

　令和２年２月１４日、東京で開催された全国大会で、畜産が盛んな１１道県より選抜された１１人の発表の中から、本県代表（知事賞）の佐々木さんが最優秀賞である「西川賞^※」を受賞されました。

※西川賞

　西川賞は、国内のＡＩ技術の発展に貢献された西川義正氏の功績をたたえるため、平成３年に創設され、同大会の発表者の中から、家畜人工授精（ＡＩ）技術の発展向上と業務を通じて家畜改良増殖に顕著な業績をあげたと認められる者に授与されます。

（写真：懇談の様子）

　佐々木さんは、小さい頃から牛が大好きで、将来、牛を飼うことが夢だったとのことで、懇談では、「新規就農で一番大事に考えていたことは、技術を確立して確実に子牛を出荷すること、受精卵移植の研究をしてより市場価値の高い子牛を生産していくこと、出雲から遠い西部地域でも受精卵の採取をできるようにすることでした。ひとつひとつは基本的なことですが、いいと思うことは全て取り組み、基本を積み重ねていって技術を構築しました」と話されました。

　知事は「小さい頃からの思いが表れた立派な実績と発表内容で素晴らしいです。東西で違っているところを研究で埋めていただいてありがとうございます。島根県のモデルケースとなります。これからも島根県のためによろしくお願いします」と述べました。