12月24日（火）、令和元年度島根県青少年芸術文化表彰受賞者のみなさんが知事室を訪れました。この表彰は、芸術文化の全国大会等で優秀な成績を収め、今後一層の活躍が期待される青少年に授与するもので、今年の受賞者は以下の２団体と１個人です。

• 出雲市立第三中学校合唱部（部長：古志茉莉名さん）

　第７２回全日本合唱コンクール全国大会中学校部門混声合唱の部金賞

• 出雲市立浜山中学校放送部（監督：大塚正史さん、助監督：加田祐さん）

　第３６回ＮＨＫ杯全国中学校放送コンテストラジオ番組部門優秀賞

• 島根県立出雲高等学校２年片岡柾人さん

　第４３回全国高等学校総合文化祭「２０１９さが総文」

　自然科学部門：ポスター(パネル)発表文部科学大臣賞

（写真：みなさんと）

　表彰式では、知事からみなさんに賞状と記念の盾を手交しました。まだ中学生・高校生の若い受賞者の皆さんですが、自信に溢れた表情でまっすぐに知事を見つめ、賞状を受け取っていました。

（写真：表彰式の様子）

　懇談では、知事からみなさんに日頃の活動や大会のことをうかがいました。出雲市立第三中学校合唱部を率いた部長の古志さんは、知事から「大勢の部員をまとめるのは大変でしょう」と問われると「いえ、まとめるというより、一人ひとりが力を発揮してくれた成果です」と笑顔で答えました。出雲市立浜山中学校放送部で男女共同参画をテーマにしたラジオ番組「身近なところから世界を変えていくには」を監督した大塚さんが、「最初は『どうして近年の生徒会長は男子ばかりなんだろう』というふとした疑問から始まったんです」というと、知事は「島根県知事もこれまで男性ばかりでしたね。これから変わりますよ」と県政に思いを馳せました。小学１年の頃から一貫してダンゴムシの観察研究に取り組んできた県立出雲高等学校２年の片岡さんは、将来農学系の研究に進みたいと述べ、知事は「自分は根っからの文系なので、理系の探求をできる人は素晴らしいと思います」と答えました。

　最後に知事からみなさんに「今回は奇しくも全受賞者が出雲の若い人たちでした。みなさんの全国的な活躍は、他の若い人たちのお手本となり、県内の芸術文化の底上げに繋がるものと思います。皆さんの今後の活躍に大いに期待します」とエールを送りました。

（写真：みなさんとの懇談）