12月23日（月）、新たに島根県ふるさと伝統工芸品の指定等を受けた皆さんと懇談しました。

（写真：皆さんと）

　「島根県ふるさと伝統工芸品」は、郷土の自然と県民の暮らしの中で育まれ受け継がれてきた工芸品で、伝統的な技術・技法・原材料により主に手作業で製造され日常生活に使われるものであるかが要件とされ、現在６５品目（今回新規指定を含む）が指定されています。

　また、「島根県ふるさと伝統工芸品技術後継者表彰」は、指定されたふるさと伝統工芸品の製造に１０年以上従事し、その技術を継承する者等を表彰するものです。

　これらを指定・表彰することで、島根の伝統工芸品の振興を図っています。

【島根県ふるさと伝統工芸品の指定等を受けた皆さん】

　●新規指定

　長浜人形（渡辺真奈美さん・浜田市）

　飯南のしめ縄（飯南町注連縄（しめなわ）企業組合・飯南町）

　●技術後継者表彰

　石州半紙・石州和紙（川平勇雄さん・浜田市）

（写真：指定を受けた工芸品）

　このたび、知事から指定書の交付、島根県ふるさと伝統工芸品振興委員会会長による技術後継者表彰式が行われ、そのあと皆さんと懇談しました。

　長浜人形製造者の渡辺さんは「恵比寿様や大黒様など、主に縁起ものの土人形を製造しています。これを見て皆さんが笑顔になっていただけると嬉しいです。」と話され、また飯南町注連縄企業組合の那須さんは「神社のしめ縄作りの他に、最近ではお土産用の小さなしめ縄も作るようになりました。海外からの注文もあり国内外に出荷しています。」と話されました。

　また、石州半紙・石州和紙製造者の川平さんから「石見神楽が日本遺産に認定されましたので、これに関連して石州半紙・和紙も広まっていけばと思います。」とお話がありました。

（写真：懇談の様子）

　知事は「時代に合わせて工夫され、進化していくのですね。お正月前に縁起の良いものを見せていただけて光栄です。こういった技術の継承、振興について、今後ともお力添えをよろしくお願いします。」と述べました。