松江市東出雲町上意東は干し柿が名産です。特に畑（はた）地区で生産されているものは、島根県で初めて地理的表示（ＧＩ）に「東出雲のまる畑ほし柿」として登録をされました。地理的表示とは、その名称から産地・品質・社会的評価等を特定できるもので、知的財産のひとつとして法律上保護されるものです。詳しくは農林水産省ＨＰ「地理的表示(GI)保護制度」（外部サイト）をご参照ください。

（写真：東出雲のまる畑ほし柿）

　この日、地理的表示登録の報告に、畑ほし柿生産組合の森廣護組合長と森廣紀元副組合長、ＪＡしまねくにびき地区本部の奥原展芳副本部長と岩田政彦営農指導課長が知事室を訪問され、知事と懇談を行いました。

（写真：みなさんと）

　「東出雲のまる畑ほし柿」の特徴は、イチゴ・メロンといった果物や干しぶどうなどよりも遙かに高い、８０％にも達する糖度です。けれどもそのほとんどが果糖のため、上品な甘さに感じられるといいます。

　干し柿を口にした知事は、しばしその味わいを楽しんだ後、「種の外側がぬるっとして美味しいですね。私は、干し柿は、自然と人の手が作った最上級の和菓子だと思っています」と感想を述べました。

（写真：干し柿を口に運ぶ知事）

　森廣副組合長の「まる畑ほし柿は、ビタミンＡが普通より多く含まれているんです。ビタミンＡは美肌に効きます」との言葉に知事が「美肌観光を打ち出している島根の絶好の産品ですね」と答えると、一同破顔。最後に知事から「地理的表示に登録されたことから、畑地区の干し柿は他に真似のできない独自の産品となりました。それだけに、後継者をしっかり育てていただいて、末永く頑張ってください」と激励しました。

（写真：笑顔の懇談）