「島根あいてぃ達者」は、県内在住の75才以上の高齢者でＩＴを活用した地域活動に取り組んでいる個人・グループを表彰する制度です。１２月１９日（木）、令和元年度「島根あいてぃ達者」受賞者・佐々木都支枝（ささき・としえ）さんが知事室を訪問され、知事から表彰状を受け取りました。

（写真：表彰状を授与）

　現在８１才の佐々木さんは、３年前にタブレット端末の操作方法を学び、今では毎日のように料理方法など生活に役立つ方法を収集したり、公民館活動や地域行事など地域の魅力の情報発信に積極的にＩＴ機器を活用しておられることが、今回の受賞の決め手となりました。

　この日も、知事とのツーショットをその場でインスタグラム（アカウントyu.no.hana）にアップロードする佐々木さんの様子に、知事は「ぼくは写真を撮るところまでしかできません、すごい」と目を丸くしていました。

（写真：佐々木さんのインスタグラムを確認）

　佐々木さんは「三原の郷（ごう）未来塾」を通じて、川本町三原地区の様々な活動に積極的に関わっておられます。いつも食べている食材で意外性を出す調理にこだわった「スープの日」の取り組み、一品物のランチョンマット製作など、地域の暮らしに根ざした活動の中で、ＩＴは重要なツールのひとつとなっています。

　そうしたお元気な活躍ぶりをお聞きして、知事は「技術をうまく使うには『○○をしたい』という目的と意志が大事です。佐々木さんにはそれがあるということが、よく分かりました。やりたいことに取り組んでおられる方は、20才くらい若々しいですね」と感嘆。佐々木さんからは「知事もお忙しいでしょうが、お元気で頑張ってくださいね。期待しています」とエールを頂戴しました。

（写真：二人並んで）