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9月26日(木)宍道高校のみなさんと懇談しました

 9月26日(木)、宍道高校陸上競技部・高橋椿太郎選手及び宍道高校のみなさんと懇談しました。

 

みなさんと

(写真:みなさんと)

 

 高橋選手は2年前の高校三年生の時に脳疾患が見つかり、手術を受けましたが右目の視野が欠け、話したり読んだりすることが難しくなりました。時間の経過とともに徐々に体調も回復。宍道高校に転学して陸上競技にも復帰し、昨年度に続いて全国高等学校定時制通信制陸上競技大会男子3000m障害で優勝しました。今年の大会では男子4×400mリレーでも宍道高校は8位に入賞。秋月弘司校長と別木政彦監督は口々に「高橋君の昨年の活躍を目の当たりにした部員たちが、高橋君にひっぱられて練習した成果です」と述べました。

 

盾と賞状を披露

(写真:盾と賞状を披露)

 

 懇談では、高橋選手の闘病からの復帰が話題の中心に。高橋選手は「日常生活に問題はありませんが、学力はリセットされたのであらためて勉強しています。走れない時期がいちばんつらかったです」とのこと。今では陸上で素晴らしい成果を上げているばかりでなく、高校生の居場所づくりや地域と学校のつながりづくりなどに積極的に取り組んでいるそうです。

 

懇談の様子

(写真:懇談の様子)

 

 半盲になり競技での距離感覚がつかみにくくなったけれど練習によって克服したという高橋選手の言葉に、丸山知事は「視覚的ではなく全体で捉えているんだね。以前と同じ道ではなく、違う道を歩いている。一直線にはいかなくても、着実に回復している。人生は誰もが試行錯誤、病気を乗り越え、この勢いで頑張ってください」と応援の言葉を贈りました。


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