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7月10日(水)島根県ふるさと伝統工芸品「松江彫」職人

 7月10日(水)、新たに島根県ふるさと伝統工芸品の指定を受けた松江彫の職人・福田利浩さん(工房とんぼ)に、知事から指定書が交付され、島根県ふるさと伝統工芸品振興委員会会長の村上勇さんも交えて懇談しました。

指定書交付

(写真:指定書交付)

 

 島根県ふるさと伝統工芸品は、郷土の自然と県民の暮らしの中で育まれ受け継がれてきた伝統工芸品の振興を図ることを目的に、伝統的な技術・技法・原材料により主に手作業で製造された日常生活に使われるもので、八雲塗や石州和紙など66品目(今回新規指定を含む)が指定されています。

 福田さんは昭和58年から北海道でアイヌの木彫りを修行。帰郷後、平成3年に松江市北堀町に工房を構え、松江彫を興し現在に至ります。マキリという小刀を用いて様々な文様を彫り出すのが松江彫の特徴です。

持参された松江彫作品

(写真:持参された松江彫作品)

 

 懇談では福田さんから「松江には昔から茶文化や工芸の土台がありました。一見他の工芸品と同じようなものでも、より一層手を掛けて丁寧に彫ったものが、お客様に喜ばれています」などとお話がありました。村上会長からは「近年、工芸作家が使用する道具を作る職人が少なくなってしまいました」とのこと。知事からは「松江の雰囲気に合った作品ですね。松江の街並みを好む人に愛用されるものだと思います。これからも頑張ってください」と激励しました。

懇談の様子

(写真:懇談の様子)

 


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広聴広報課県民対話室

島根県政策企画局広聴広報課県民対話室
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