6月20日(火)知事広聴会
6月20日(火)、JICAボランティア(青年海外協力隊)で新たに出発される皆さんと懇談しました。
(写真:皆さんと)
JICAボランティアは「自分の持っている技術や知識、経験を開発途上国の人々のために生かしたい」という強い意欲を持つ方が応募できる制度で、毎年多くの方が世界各地で活躍しておられます。
JICAでは、年齢や活動する地域等に応じて4種類のボランティア事業を実施されています。今回島根県から出発される皆さんは、アジア・アフリカ・中南米等の地域で現地の人々と共に生活しながら活動する「青年海外協力隊」として派遣されます。
<派遣される皆さん>
久保田綾さん(派遣先:ベリーズ、職種:卓球)
村上友里さん(派遣先:ドミニカ共和国、職種:コミュニティ開発)
荒木友子さん(派遣先:マダガスカル、職種:小学校教育)
長谷優希さん(派遣先:エチオピア、職種:小学校教育)
柳楽大気さん(派遣先:ネパール、職種:公衆衛生)
(写真:懇談の様子)
懇談では、各国に派遣される皆さんが出発を前に、知事に抱負を語られました。
久保田さんは「隊員それぞれに思いがありますが、現地の人たちのために自分の力を使いたいという思いは共通していると思う。自分のできることを精いっぱいやっていきたい。私自身は卓球の指導者として現地に向かうので、各学校を回り、卓球を普及していきたい。」と話されたのに続き、村上さんは「現地ではNGO団体に配属され、虫歯予防に関することをする予定。まずは地域になじむために、地域の人たちとともに生活するところから始めたい。」と話されました。
また、荒木さんは「派遣される現地では栄養失調の子どもが約64%いると聞いている。栄養失調児童の対策として衛生指導や栄養指導のプラン作成の仕事をしてくる予定。」、長谷さんは「情操教育(体育・音楽・図工・生活科)を中心に、現地の先生と一緒に子どもの心を育てるような活動をしていきたい。」、柳楽さんは「公衆衛生分野としての派遣は新規なので、現地で、まずどういった問題があるか把握し、現地の方と一緒に改善する方法を考えていきたい。帰国したら経験したことを島根県のために生かしていきたい。」と話されました。
知事は「世界各地には様々な文化や歴史がありますからね。若いうちにいろいろと経験することはいいことですね。健康に気を付けて楽しみながら頑張ってください。」と述べました。
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