６月１３日（火）、「土砂災害防止功労者国土交通大臣表彰」受賞者の皆さんと懇談しました。

　国土交通省では、「土砂災害防止月間」の行事の一環として、土砂災害防止に関して顕著な功績があった個人または団体に対して、大臣表彰を行っています。

今年度は、全国で個人２名と８団体が選ばれ、このうち、島根県からは「多根の郷」（雲南市掛合町）が受賞されました。

　「多根の郷」は、平成18年７月豪雨により地区内において、１名の人命を奪う崖崩れが発生したことを契機に、前身団体から移行され、それ以後、防災の専門家による研修会や避難防災訓練の強化などを実施されています。

また、自治会単位で避難場所を世帯別に定めた地区独自のハザードマップの作成や地区運動会で防災意識の向上と訓練を兼ねた「応急担架救助リレー」などの活動を実施されています。

（写真：懇談の様子）

　多根の郷の加藤洋二会長は、「多根地区では、過去の災害の経験から、住民の意識は高い。私の努力ではなく、先輩達の積み重ねや住民の方々のご理解とご協力があったから受賞できた。」と話されました。

　知事は、「このたびは大臣表彰受賞おめでとうございます。日ごろから準備していくことは大変、大事なことです。他の地域の参考となる取り組みです。土砂災害の防止に向け、今後ともよろしくお願いします。」と述べ、多根の郷の皆さんのご努力に対し敬意を表しました。

（写真：皆さんと）