11月28日(月)知事広聴会
11月28日(月)、厚生労働大臣から卓越した技能者(現代の名工)として表彰された皆さんが、受賞報告に知事室を訪問されました。
(写真:皆さんと)
卓越した技能者(現代の名工)の表彰制度は、技能者の地位及び技能水準の向上を図ることを目的に昭和42年に創設され、今年で50回目。優れた技能を持ち、他の技能者の模範となることなどが表彰の基準となります。県内では、今年度受賞者を含め63名の技能者の方が受賞されています。
今年度、島根県からは、建築板金工の後藤重夫さん(65)と畳工の岡田三史さん(57)のお二人が表彰されました。
後藤重夫さんは、出雲大社本殿や三徳山佛寺投入堂を始めとする国宝や重要文化財など多くの神社仏閣の銅板工事を手がけてこられました。
岡田三史さんは、「稲わら畳床」を用いた手縫いでの畳づくりを得意とし、神社仏閣で使用される特別な畳の製作などにも携わり、畳工として長年従事してこられました。
懇談では、後藤さんからは「最近は、県内で神社仏閣の板金ができる会社が少なくなってきた。だが、どうしても技能は守らなければならない。これからも後進の指導、育成をしていく。」
岡田さんからは「畳は日本の風土に合った敷物です。この文化と技能と併せて残さないといけない。」と話されました。
知事は、「国宝などを残していくためには、皆さんの技能が必要です。これからもがんばってください。」と述べました。
(写真:懇談の様子)
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