7月31日(金)知事広聴会
7月31日(金)、県内で農業や畜産業に取り組んでおられる島根県農協青年組織協議会(JA青年協)の皆さんと懇談しました。
【出席者の皆さん】
佐々木貴裕さん(茶、浜田市)小村伸治さん(水稲・蕎麦等、出雲市)
持田昭義さん(野菜苗等出雲市)草野拓志さん(イチゴ・メロン等、益田市)
入江宏明さん(水稲、松江市)北中宏一さん(水稲・花き、安来市)
内田洋平さん(水稲、大田市)折笠毅さん(ミニトマト・なす等、邑南町)
(写真:懇談の様子)
懇談では、皆さんが日頃、農業経営やJA青年協の活動などを通じ、感じていることなどについてお聞きしました。
持田さんからは、「農業経営が安定するには、生産物が安定的に売れることが大切です。そのためにも、地元の方々に我々の作った産品の良さを知って、食べていただけるよう、島根県産品の消費拡大運動が必要だと思います。」、小村さんからは、「知事には農家の応援団長として、島根の産品の良さを様々なメディアなどでPRしたり、県民の皆さんに県産品を意識して買っていただけるよう、先頭に立って呼びかけていただきたいです。」、折笠さんからは、「家族でIターンして10年目。『半農半X』で、農業をしながら酒蔵に勤めています。食育という点でも、大人が子どもたちに、県産品を意識して食べている姿を見せていくことは大切だと思います。」、北中さんからは、「大阪から安来へIターンして5年目。大阪では、島根と言って思い浮かぶのは『しじみ、大社、吉田君』くらい。もっと思い切ったPRをしてもよいのではないでしょうか。」、草野さんからは、「地域の事情もあって農地の集積が思うように進みません。行政の後押しがあると有り難いです。将来の農業に備え、今、一気に農地集積を進めたいです。」、佐々木さんからは、「我々の組織でも、さらに横の繋がりを強化して、県全体と各地域、それぞれで消費拡大運動などを盛り上げていきたい。行政にはそのきっかけを作っていただきたいです。」、などと話されました。
(写真:懇談の様子)
知事は、「みなさんが各地域で農業をがんばっておられることをうれしく思いました。農業は基幹産業であり、中山間地の多い島根県にとって大事な産業です。みなさんと一緒に農業振興につとめていきたいと思います。
県では毎月『しまね・ふるさと食の日』を定めて様々なイベントを行ってきており、今では県産品を売っていただく地産地消の協力店も144店舗まで増えました。私も県内の農園へ出かけて農家の方とお話ししたり、県庁へ産品のPRに来られたり、県外ではぶどうのトップセールスを行うなど、様々な形でメディアを通じて県産品をご紹介しています。他にも県のホームページを活用するなど、いろいろな方法が考えられますので、地域の特色ある産品を、旬を捉えて創意工夫してPRしていきます。また、農地の集積は地域の実情をよく知る市町村などと連携して進めることが重要だと考えています。」と述べました。
(写真:懇談の様子)
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