7月3日(金)知事広聴会
7月3日(金)、安来市加納美術館名誉館長の加納佳世子さんと懇談しました。
加納さんは、世界平和を訴えた安来市出身の画家・加納莞蕾(かんらい)氏の四女であり、戦後70年の節目となる今年、莞蕾氏の人生を著書「画家として、平和を希(ねが)う人として」にまとめ、自費出版されました。
戦後、莞蕾氏が旧布部村長を務めながら、フィリピンで投獄された日本兵の助命を求めて、当時のエルピディオ・キリノ大統領に、4年間にわたって40通以上の嘆願書を送り、その熱意が実り、108人全員が釈放された逸話が描かれています。
(写真:懇談の様子)
懇談で加納さんは、「キリノ大統領が日本とフィリピンの将来的な関係を考えて日本兵を釈放したことを、教訓にしなければいけないと思います。莞蕾は、未来の平和を作るためにこれからが出発点だと考えていました。」などと話されました。
知事は著書を手に取り、「加納美術館を訪れた際に莞蕾氏の功績を知りました。このたびの本も読ませていただきます。」と述べました。
(写真:皆さんと)
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