6月11日(木)知事広聴会
6月11日(木)、松江市美保関町下宇部尾地区のアサリ、サルボウガイ(アカガイ)の養殖試験の現場を視察し、漁業者グループの皆さんと意見交換会を行いました。
【アサリ、サルボウガイ(アカガイ)養殖試験現場視察】
美保関町下宇部尾地区及び森山地区の漁業者が利用している養殖場の視察を行いました。
船に乗って海上の養殖施設を見学した後、陸上でサルボウガイ(アカガイ)に付着するフジツボなどの除去方法などについて漁業者の方から説明を受けました。
(写真:養殖試験の現場視察)
【意見交換会】
意見交換会では、養殖試験を実施されている漁業者の皆さんから日頃の活動を通して感じておられることや、今後の抱負などについてお聞きしました。
はじめに、中海漁業協同組合の槻宅一夫組合長から、「サルボウガイ(アカガイ)は、平成25年は1.6トン、平成26年は2.7トン生産・販売してきており、今年度は5トンの生産を目指しています。」と説明がありました。
長年、中海で漁業をしてこられた梅木敬弘さんからは、「4年前から県の指導によりアサリとサルボウガイ(アカガイ)の養殖試験を始め何とかここまでやってきました。しかし、高齢化によりこれから先のことを考えると不安な面があります。中海にも若い人が数名おり、この人たちが後継者として漁業を続けられるように支援等をお願いしたい。」とお話がありました。
また、下宇部尾地区でアサリの試験養殖をされている外谷久人さんは、「平成24年は60kg、平成25年は200kg、平成26年は300kg生産し、平成27年は500kgが目標。中海のアサリは身入りが良く、砂が入っていないため品質が良いです。」と、森山地区の石倉義之さんは、「森山地区では平成25年10月に若手の漁業者6名(平均年齢38歳)で青年部を発足し人工採苗試験や漁具の改良に取り組んでいます。今後は収益性を向上させ、将来的にはこのグループだけで1000万円以上の売り上げを目指したい。」と話されました。
知事は、「最近、中海のサルボウガイ(アカガイ)やアサリを食することができるようになり、どんなところで獲られているのか関心がありましたが、今日見たような養殖試験によって作られていることを知りました。中海の漁業を復活させようという特別な取り組みでもあることから、県としてもできる限り支援をしていきたいと思います。」と述べました。
(写真:意見交換会の様子)
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