10月29日(水)知事広聴会
10月29日(水)、「過疎地域自立活性化優良事例表彰総務大臣賞」を受賞された益田市真砂地区の皆さんと懇談しました。
(写真:懇談の様子)
「過疎地域自立活性化優良事例表彰」とは、地域の自立と風格の醸成を目指した過疎地域の取り組みを奨励するため、創意工夫をもって過疎地域の活性化に取り組み、優れた成果を上げ、過疎対策の先進的、モデル的事例としてふさわしい団体を表彰する制度です。
益田市真砂地区は、少子高齢化が加速度的に進行する状況の中、公民館が核となって、未来を担う子どもたち、それを取り巻く学校や保護者、そして、地域の経済力の向上を図る地域商社(有限会社真砂)が協働して地域運営の仕組みを作り、優れた成果を上げているとして、今回総務大臣賞を受賞されました。
この日知事室を訪問された、真砂地区振興センターの大庭完センター長と有限会社真砂の岩井賢朗代表取締役から、その取り組みについてお聞きしました。
真砂地区は地元の大豆を使った家庭での豆腐作りが盛んでした。その豆腐を手始めとして、地元食材を活用した加工品の開発、販売などを住民の地域活動によって行い、地域の活性化に取り組まれています。
皆さんからは、「豆腐の唐揚げは、学校のPTAの食育活動から商品開発され、それを考案した保護者を地域商社が雇用し、製造・販売するという経済活動につながりました」「子どもたちは、自分たちのかかわったものが学校給食の食材になったり、製品として販売されることを励みに感じています。」などと話されました。
また、市内のスーパーに「真砂コーナー」が設けられ野菜販売を始めること、市内の保育所給食に野菜を提供していることなどが紹介されました。
知事は、「子どもが大人と一緒に活動することは非常に大事なことですね。」「公民館単位で活動に取り組むことは、人口問題対策の一つです。そのためには皆さんのように地域の核となる人が必要になってきます。」と述べて、今後の活動に期待を寄せました。
(写真:皆さんと)
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