１０月１６日（木）、「保健文化賞」を受賞された、社会福祉法人島根いのちの電話の皆さんと懇談しました。

（写真：懇談の様子）

社会福祉法人島根いのちの電話は、第一生命保険が主催する「第６６回保健文化賞」（厚生労働省などが後援）を受賞され、その受賞報告のため、知事室を訪問されました。

社会福祉法人島根いのちの電話は、人生のさまざまな悩みや心の危機に直面しながら、身近に相談できる相手もなく、孤独や不安に苦しむ人々の、良き聞き手となり心の支えになろうと、３５年の長きにわたって電話相談の活動を続けておられます。その活動を支える電話相談ボランティアの方は現在９３人おられ、相談ボランティアの養成講座も開催されています。

懇談では、最近の相談者や相談内容の状況、相談ボランティアの養成講座の内容や受講状況など、日ごろの活動についてお聞きしました。長年電話相談を続けてこられた皆さんからは、「人生を生き抜くことは本当に大変なことです。心の底からの苦しい叫びを聴かせてもらい、共にいることが自分にとっても喜びです。」、「『一期一会』の思いを感じるから、相談ボランティアを続けています。」などとお話されました。

知事は、「自死対策は県の課題の一つであり、皆さまの活動に感謝しております。県も相談ボランティア募集の広報をしてお手伝いします。」と述べました。

（写真：皆さんと）