６月１３日（金）、第２２回中国地域ニュービジネス大賞を受賞された島根電工株式会社の皆さんと懇談しました。

中国地域ニュービジネス大賞とは、一般社団法人中国地域ニュービジネス協議会が、中国地域のニュービジネスの育成と振興を図ることを目的に、独創的かつ市場性のあるニュービジネスを展開している企業などを表彰するものです。島根電工株式会社は、特に｢商品・サービス又はその提供方法｣に著しく新規性を有する事業を展開し、将来にわたり大きく発展が期待されるとして、「大賞」を受賞されました。

この日、同社の荒木恭司代表取締役社長、松原勇取締役フランチャイズ本部長が、受賞報告のため、知事室を訪問されました。

（写真：皆さんと）

バブル期以降の公共工事の削減や建設投資の低迷の中、小口工事や提案営業に舵を切り、一般家庭の困りごとを解決する『住まいのおたすけ隊』事業を展開され、さらにそのノウハウをパッケージ化したフランチャイズチェーンを全国展開されたことが受賞理由となりました。

懇談では、この事業に取り組んだきっかけや事業展開の様子についてお話を伺いしました。

荒木社長は、「地域で雇用を守ることが一番大事であり、経営者の責任だと思っています。」、「公共工事に頼るのではなく、『自分たちが仕事をつくる』ということでやってきました。ピーター・ドラッカーの言う『企業の目的は顧客の創造である』とはそういうことだと思います。」と話されました。

知事は、「ちょっとした故障や困りごとをどこに頼んだらいいか迷うことはありますね。ものを安く売るだけなく、アフターケアが大事になっています。そういった時代の流れをしっかりつかんで新しい展開をされているということですね。このたびの受賞おめでとうございます。」と述べました。

（写真：懇談の様子）