４月２日（水）、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞受賞者の方と懇談しました。

　（写真：懇談の様子）

　第４回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の審査委員会特別賞を受賞された須山木材（株）の須山政樹代表取締役社長、須山泰則取締役会長が、受賞報告のため知事室を訪問されました。

　「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」は、「社員や顧客、地域に求められる企業」や、「人々に大切にしたい会社であると感じてもらえる企業」を顕彰して、中小企業全体の活気づくりや日本経済の活性化に結び付けようと始められたものです。

　須山木材（株）は、林業・木材製造業の経営革新モデル（木材プレカットシステムの早期導入等）、従業員７９名中７８名が正社員であること、障がい者雇用率の高さ（７．５％）などの取り組みが評価され、審査委員会特別賞を受賞されました。

　懇談では、会社の特色や工夫されている点などについてお話を伺いました。

　須山社長や須山会長からは、外材の利用から国産材、さらに県産材の利用へとシフトしてきたこと、ＣＡＤ・ＣＡＭの最新のシステムを導入して従業員が働きやすい環境づくりを行ってきたこと、１８歳から６７歳までの様々な年代の従業員同士が「さん」づけで呼びあったり、手話を使うなどして社内の良好なコミュニケーションに努めていること、などが紹介されました。

　知事は、「従業員を大切にされてきたことや先進的な経営モデルがきちんと評価されたんですね。日本が成熟した社会になって、自然のものを大事にする流れになってきていると感じています。島根県の産業にとっても循環型の林業はとても大切なことですので、これからもがんばってください。」と述べました。

　（写真：皆さんと）