2月4日、しまね流福祉のまちづくり活動団体知事表彰を受賞者と懇談
県では、自治会などの身近な単位で、住民主体で見守り・声かけ・生活支援などの地域福祉活動に取り組む団体を「しまね流福祉のまちづくり活動団体」とし、今年度から特に優れた活動をしている団体を表彰する制度を設けました。
このたび受賞されたのは、中野団地自治会声かけグループ(出雲市)、やすぎ錦町自治会(安来市)、谷自治振興会(飯南町)、谷戸自治会(川本町)、比之宮連合自治会(美郷町)、宇受賀手づくり福祉会(海士町)、西郷中町町内会連合会(隠岐の島町)の皆さんです。
(写真:表彰式の様子)
表彰式後の懇談では、知事が受賞された団体の皆さんから、活動のきっかけや創意工夫しながら地域課題に取り組んでいる様子などについてお聞きしました。
中野団地自治会声かけグループの水幸雄さんは、「活動のきっかけは、一人暮らしの高齢者の孤独死でした。発足当初は活動を疑問視する声が多かったですが、2年目にはそういう声がなくなりました。細く、長く、無理をせず、これからも活動を続けていきたいと思います。」、やすぎ錦町自治会の矢削重紀さんは、「東日本大震災をきっかけに「みんなで助け合おう」をキャッチフレーズに自主防災会を立ち上げ、避難訓練や緊急時避難情報カードを作成しました。これからは、○○さんは誰と誰が支援するかといった個別計画を作って、思いやりのある自治会を目指していきたいと思います。」と話されました。
また、西郷中町町内会連合会の大田耕士さんは、「声かけ訪問活動を通じて、これまで一言も声をかけたことがなかった人が大変親しくなり、少しずつ人のつながりができています。」と話されました。
(写真:懇談の様子)
知事は、「防災や福祉、声かけはやはり、身近なところで始まらないとできません。そういう元気な核のようなものがどんどん広がるようにしていかなくてはいけないと思っています。」「今後もいろいろな工夫をして、みんなで仲良く助け合う地域にしていただくようによろしくお願いします。」と、皆さんの今後の活動に期待を寄せました。
(写真:受賞者の皆さんと)
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