県では、平成１９年４月から、子育て中の従業員を積極的に応援する企業を「しまね子育て応援企業（こっころカンパニー）」に認定し、広くＰＲするとともに入札制度等での優遇などにより支援しています。

　このたび、平成２４年１月１日から平成２４年１１月３０日までに「こっころカンパニー」に認定された３１企業と昨年度認定更新をした６８企業の中から、優れた取り組みを実施している企業を表彰しました。このことにより、企業での仕事と子育ての両立支援の重要性について啓発するとともに、子育てしやすい職場環境づくりに取り組む企業の拡大を推進しています。

■表彰企業（※認定順）

　○社会福祉法人いわみ福祉会（浜田市）

　○山陰温調工業株式会社（松江市）

　○堀建設株式会社（津和野町）

（写真：表彰式の様子）

　懇談では、受賞企業の皆さんから、自社の子育て支援に関する方針や制度をお聞きしました。各企業とも、家庭と仕事の両立が企業としての大きな課題となっており、職員にとって働きやすい条件や環境を確保することが必要であるという認識をもち、さまざまな取り組みを行っておられます。

　具体的には、育児相談の窓口を設置したこと、休暇制度を充実させたうえで「休暇をきちんと消化しましょう」と呼びかけて休暇を取りやすくする環境をつくっていること、「七五三祝い金」制度をつくったことなどを、話していただきました。

（写真：懇談の様子）

　知事は、「県は、『ワーク・ライフ・バランス(※)』に力を入れています。皆さんの企業は、仕事と子育ての両立において先進的ですぐれた取り組みを行っておられ、他社の模範となっています。引き続き、子育て支援にご尽力をいただきますようお願いします。」と述べました。

※ワーク・ライフ・バランス

　「仕事と生活の調和」という意味で、「仕事」と「生活」（子育てや介護、趣味や地域の活動など仕事以外の生活）が、自らの希望する生活スタイルでバランスが取れており、充実している状態のこと。

（受賞者の皆さん／左から：山陰温調工業株式会社石倉一男さん、溝口知事、社会福祉法人いわみ福祉会室崎富恵さん、堀建設株式会社堀邦至さん）

※表彰の様子については、こちらをご覧ください。