1月22日、石見銀山遺跡世界遺産登録の関係者の皆さんと懇談
平成19年、石見銀山遺跡は世界史的な重要性や遺跡の保存状態が良いことなどが評価され、日本国内で14番目となる世界遺産に登録されました。
世界遺産登録に向けては、石見銀山遺跡が世界的に「顕著な普遍的価値」があることを証明することが必要でした。その証明をする上で極めて大きな役割を果たしたのが、長期間にわたる地道な調査研究活動です。その調査研究活動の原点となり、中核となる存在であったのが、平成8年4月に設置された「石見銀山遺跡発掘調査委員会」でした。
今年度は、世界遺産登録から5周年にあたります。その節目にあたって、調査研究活動に尽力された委員会のメンバーであった皆さんへ知事と大田市長から感謝状が贈られました。
(写真:感謝状贈呈の様子)
懇談では、「石見銀山は閉山後長い年月がたち、多くの遺跡が竹藪や森林の下に埋もれた状態でしたので、見た目にも分かりにくく、評価も難しかったです。」と、調査研究に苦労をされた話を伺いました。また、「世界遺産登録について、石見銀山ほどの遺跡は西欧にも存在しないものであるとはいえ、世界遺産委員会が開催されたときは、さすがにどんな結果になるのか怖かったです。」と、世界遺産登録当時の心境も話していただきました。
(写真:懇談の様子)
知事は、「長期間にわたり調査研究活動に尽力していただくなど、石見銀山の世界遺産登録を実現するために、皆さまが果たされた功績はたいへん大きいものがありました。ありがとうございました。」と、感謝の意を述べました。
(写真:皆さんと)
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