「米・食味分析鑑定コンクール」は、安全性や食味の良さを求めて良質な米作りに精進する生産者・生産団体を支援することなどを目的とした、お米の食味コンクールです。平成１１年から行われ、１４回目となる今年の大会には、全国から約４千検体が出品されるなど、国内最大のコンクールとなっています。

　島根県からも多くの生産者が出品され、「奥出雲仁多米（株）」のコシヒカリが総合部門で３年連続の金賞に輝くなど、各部門で６名の生産者・団体の方が入賞されました。

　この日、総合部門をはじめ各種部門で入賞された皆さまが受賞報告のため、知事を訪問されました。

　懇談では、「化学肥料、化学農薬不使用で生産しており、県の『エコロジー農産物推奨制度』の推奨マークをつけています。また、商標名については商標登録を取りました。」など、それぞれの生産者が行っておられる生産努力について話していただきました。

（写真：懇談の様子）

　また、「高い品質の米を安定的に生産するための課題として、雑草対策もあります。県農業技術センターにおける除草剤を使わない米づくりの研究成果を地域へ普及していただいていることが、この課題克服に向けての力になっています。」「県内各地では、同様な取組や栽培条件の地域が多くあると思います。それぞれの産地で工夫をしていただくと、各地で高いレベルの生産物をつくることができると思います。」など、課題や今後の方向性などについての意見もお聞きしました。

　知事は、「このたびはおめでとうございました。島根県にとって、大変うれしいニュースでした。」と、今回の入賞をたたえるとともに、「それぞれの産地で特色を出しながら、生産に工夫を重ねていただきたいと思います。」と、皆さんの今後の活動に期待を寄せました。

（写真：皆さんと）