２０１２年度グッドデザイン賞を受賞された、高津川ウッディ・クラフト有限責任事業組合の方々が、受賞報告のため来庁されました。

　グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するデザイン推奨運動で、１９５７年（昭和３２年）に始まりました。美しさを競うだけでなく、「優れたデザイン」により、くらし・産業・社会全体をさらに豊かなものへと導くことを目的とし、これらの観点から作品を評価します。

　このたび、高津川ウッディ・クラフト有限責任事業組合に加盟する、有限会社平和木工が手掛けた「ウッドリバーｔｙｐｅＨＩＮＯＫＩ」と、津田木工所が製作した「シェルフィｔｙｐｅ３」が受賞となりました。

　ウッドリバーは、森林管理の際に多量に発生するヒノキの小径材を貼り合わせて作った装飾素材・部材で、シェルフィは、厚さ６ｍｍのウッドリバーを使用し、約４ｋｇの軽さを実現した飾り棚です。

（写真：懇談の様子）

　懇談で、洗川武史さんは、「これからも木のぬくもりを生かした作品を製作していきたいです。来年も良いものを作って、良い評価をいただきたいですね。」と、今後の作品への意欲を話されました。

　知事は、「このたびは受賞おめでとうございます。やはり木は、あたたかみがあって良いですね。日本一の清流・高津川を育む森から採れた木材で作られた、豊かな自然に技術が加わってできた作品ですね。」と述べ、島根の自然とひとが作り上げたデザインの受賞を大いに喜びました。

【写真：左から】

・洗川武史さん（有限会社平和木工代表取締役社長）

・溝口知事

・津田成弥さん（津田木工所）

・東紀孝さん（公益財団法人しまね産業振興財団アドバイザー）