12月13日、県民提案コンペティション島根県知事賞受賞者の方と懇談
社会福祉法人島根県社会福祉協議会は、今年、昭和27年(1952年)の設立から数えて60周年を迎えられました。今回、島根県社会福祉協議会は、創設60周年の記念事業として、県民の気づきや実践提案活動を促進することを目的に、「暮らしやすい島根(まち)づくり」に関する県民提案コンペティションを実施されました。県民からは、人々が支え合いながら安心して暮らせるまちづくりを目指したアイデア50点が寄せられました。
審査の結果、「大賞」には、中山間地の地域課題に着目し、地域、学生、企業が一緒になって地域づくりに取り組むシステムづくり『高校生×企業×地域=町づくりの方程式』を提案した、奥出雲町の藤原寿至(ふじはらひさし)さん(県立横田高等学校3年生)が選ばれました。藤原さんは、「大賞」とあわせて「島根県知事賞」も受賞されました。
この日、島根県知事賞を受賞された藤原さんと「県民審査員」として審査にあたられた藤井幸子(ふじいさちこ)さん(島根大学4年生)が県庁を訪問されました。
(写真:懇談の様子)
懇談では、藤原さんから「学生が、地域の人と一緒にボランティア活動やイベントなどの企画・実施することや、地域振興や新商品の提案をすることで行政や企業からスポンサー料を得て、それらを活動費に組み込むことなど、地域全体が元気になるような仕組みを考えました。」と、アイデアの説明をお聞きしました。また、藤井さんからは「寄せられたアイデア一つ一つに、住民の方々の意識の高さを感じました。社会福祉を学ぶ私にとって、とても勉強になりました。」と、審査にあたった印象を話していただきました。
知事は、「学生、企業、地域が連携して地域を活性化するという観点は、従来にないアイデアであると思います。やり方を工夫すれば実現可能であると思います。」と述べるとともに、「学生の皆さんが、社会に関心を持ち、自分たちで考えて活動することは良い経験になると思います。ぜひ、頑張っていただきたいと思います。」と、今後の活動に期待を寄せました。
(写真:左から知事、藤原寿至さん、藤井幸子さん)
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