11月12日(月)、民生児童委員協議会の皆さんと懇談しました。
近年、少子高齢化、核家族化、過疎化の進行などを背景に、家族関係や地域社会における繋がりが薄れ、将来への不安や様々な生活課題や福祉課題を抱える人々が増加しています。
このように人々を取り巻く環境が変化していくなか、民生児童委員は、地域福祉の担い手として、常に住民の立場にたった活動を行っておられます。その活動は、子育てや暮らしなど生活上の様々な困りごと相談への対応、保健や福祉などの各種制度を利用するための支援、高齢者世帯の見守り活動、各種福祉計画の委員会への参加など、多岐に及んでいます。
島根県民生児童委員協議会は、県内の民生児童委員によって構成される団体です。昭和37年の設立から数えて、今年で50周年の節目を迎えられました。
この日、協議会の皆さんが県庁を訪問され、知事と意見交換を行いました。
(写真:懇談の様子)
懇談では、「以前は、生活上の相談対応が主な仕事でしたが、現在は、高齢者の方の見守り活動や訪問活動をすることが多くなりました。」「従来、民生委員の仕事としては、『安全・安心』に関する分野はなかったのですが、現在は、その分野の仕事も増えています。」など、民生児童委員の活動分野が拡大している状況をお聞きしました。
また、「老老介護や児童虐待など、困難な課題も増加しています。これらの課題に対応するため、研修の強化など民生児童委員の資質向上の取り組みが必要です。」「後継者がなかなか見つからないため、交代できない場合があります。」など、課題についても話していただきました。
知事は、「民生児童委員は、地域における核の一つになっており、皆さんの活動が非常に重要であるという認識をもっています。皆さんの活動が地域社会全体に広がっていくように、情報提供や支援を行っていきたいと思います。」と述べました。
(写真:皆さんと)
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