10月11日(木)、ユニセフ・キャラバン隊の皆さんと懇談しました。
ユニセフ(国連児童基金)は、貧困や暴力、疾病、差別など、子どもたちが直面する様々な課題を克服する組織として創設された国連機関で、世界中の子どもたちの命と健康を守るために保健や教育など様々な面から支援活動を行っています。日本ユニセフ協会は、ユニセフの国内委員会として日本国内における民間協力の窓口としての役割を果たしている団体で、ユニセフの支援活動を支えるための募金活動や広報、啓発活動などを行っておられます。
日本ユニセフ協会は、毎年、世界の子どもたちの現状やユニセフの活動をもっとよく知ってもらうことを目的に、ユニセフ・キャラバン隊を全国各地に派遣し、学校への巡回活動などを展開しておられ、今回、4年ぶりに島根県を訪問されました。
県内での活動に当たって、この日、キャラバン隊の皆さんが知事を訪問されました。
まず、キャラバン隊の代表の方から、ユニセフ事業への一層の理解と支援を要請するメッセージが手渡され、次いで知事から、ユニセフが行う活動への理解と協力に努める意向を示したメッセージをキャラバン隊に手渡しました。
(写真:メッセージ交換の様子)
その後の懇談では、「世界では、年間690万人の子ども達が5歳になるまでに亡くなっており、また、児童労働に従事させられる子どもたちが1億2千万人もいます。」と、世界の子ども達が置かれている状況について説明されました。さらに、「ユニセフは、個人や民間団体からの支援を受けながら、子どもたちへの支援を行っています。さらに、東日本大震災を受け、被災した日本の子どもたちへの支援もしています。」とユニセフの活動などを話されました。
知事は、「子どもたちが健全に育っていくことは、とても重要です。世界には過酷な環境下におかれている子ども達がたくさんいることを、そして、これらの子ども達への支援をユニセフが行っていることを、県民にも伝えたいと思います。」と述べました。
(写真:懇談の様子)
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